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スバル、「アイサイト」搭載モデルの世界累計販売が100万台到達
アイサイト ステレオカメラ(富士重工業の発表資料より) [写真拡大]
富士重工業(スバル)は14日、同社が販売する先進運転支援システム「アイサイト(EyeSight)」搭載モデルの世界累計販売台数が、11月で100万台を達成したと発表した。
スバルは、1988年からステレオカメラの研究に着手するなど、独自のステレオカメラ技術を発展させてきた。そこに日立製作所の単眼式カメラやソフトウェア開発の技術とノウハウが加わって誕生したのがアイサイトだ。世界で初めてステレオカメラのみで、自動車だけでなく歩行者、二輪車までも対象としたプリクラッシュブレーキや、全車速追従機能付クルーズコントロール等を実現したシステムは、現在の自動ブレーキの先駆けともいえる存在だった。
2008年5月に日本で発売されたレガシィに搭載されて以来、8年7カ月で100万台達成となった。この間、2010年には「ver.2」、2014年には「ver.3」へと進化しており、現在では、このver.2とver.3がレガシィをはじめ、インプレッサやフォレスター、レヴォーグなどの車種に搭載されており、2017年にはさらなる更新が行われることも発表されている。
スバルが交通事故総合分析センターのデータを基に独自算出したところによれば、日本国内においてアイサイト搭載車は非搭載車に対し、1万台当たりの人身事故発生件数が61%減、内、車両同士追突事故に限ると84%減という結果が出ているという。日米欧の第三者機関による安全評価でも高い評価を獲得してきた。
現在は、日本をはじめ、豪州、北米、欧州、中国の各市場でアイサイト搭載車が販売されており、今後もグローバル展開を順次拡大していく方針だ。
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