スマホからのネット利用者数は5,570万人 PCからの利用者数の1.3倍に

2016年7月13日 10:01

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記事提供元:エコノミックニュース

ニールセンは、「スマートフォン・メディア利用実態調査」の調査結果から、スマートフォンユーザーのキャリア契約状況についてまとめた。

ニールセンは、「スマートフォン・メディア利用実態調査」の調査結果から、スマートフォンユーザーのキャリア契約状況についてまとめた。[写真拡大]

 ニールセンは、「スマートフォン・メディア利用実態調査」の調査結果から、スマートフォンユーザーのキャリア契約状況についてまとめた。

 レポートによると、スマートフォンからのインターネット利用者数は2016年5月時点で5,570万人となり、PCからの利用者数の1.3倍の規模となった。スマートフォンで契約しているキャリアとしては、大手3キャリアが86%を占めるものの、MVNO(仮想移動体通信事業者、Mobile Virtual Network Operator)で契約している人の割合が2015年6月の5%から倍増し、10%となっていた。

 MVNOを契約している人の割合を、スマートフォンを利用し始めた時期別に比較すると、スマートフォンの利用歴の短い人ほどMVNOを契約している割合が高くなっていた。特に、1年以内に使い始めた人では4人に1人がMVNOを契約していた。

 最後に、次に購入したいと考えている機器を見ると、大手キャリアのAndroid OS(38%)やiOS(35%)搭載のスマートフォンを検討している人が最も多いものの、微減していた。一方、SIMフリーや格安のスマートフォンといったMVNO契約の機器を検討している人は2015年6月時点から5ポイント増加し、21%となっていたという。

 同社シニアアナリストの高木史朗氏は、「この1年間でMVNOのスマートフォン利用者割合が倍増しているという結果は、非常に興味深い。現在では、直近1年間でスマートフォンを利用し始めた人がMVNOを利用する割合が高くなっており、マジョリティ層へも普及し始めている様子がうかがえる。低価格の契約内容をアピールしたTV CMも多く放送されており、ガラケーからMVNOスマートフォンに乗り換える人は今後も増加する可能性が高いだろう。今後さらに各社の競争が激しくなっていくことが予想される」と述べている。(編集担当:慶尾六郎)

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