関連記事
Microsoft、C言語を拡張した「Checked C」をオープンソース化
C言語を拡張して安全性を高めた「Checked C」をMicrosoftがオープンソース化した(InfoWorldの記事、Softpediaの記事、Microsoft Research — Checked C)。
Checked CはC言語にポインタの境界チェック機能を追加したことが名前の由来となっている。チェックに対応する新しい種類の配列型やポインタ型が追加されており、スコープを指定してチェックを強制することもできる。チェック機能を使用しない既存のCプログラムもそのまま使用できるため、後で徐々にチェックを有効にしていくことも可能だという。
現在、Checked CはLLVM/clangをフォークして実装されており、いずれはアップストリームへのマージも計画しているという。ソースコードはGitHubのChecked C clangリポジトリおよびChecked C LLVMリポジトリから入手可能だ。ライセンスはイリノイ大学/NCSAオープンソースライセンスとなっている。 スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | オープンソース | マイクロソフト | プログラミング | デベロッパー
関連ストーリー:
MS、Windows 10やEdgeで使われているJavaScriptエンジンをオープンソース化へ 2015年12月09日
Microsoft、Windows/Mac/Linuxで動作する「Visual Studio Code」をオープンソースで公開 2015年11月20日
なぜAppleやGoogleは独自のプログラミング言語を作るのか 2015年06月10日
GitHubで最も「醜いハック」が使われているのはC言語 2015年05月09日
Microsoft、LLVMベースの.NET向けコンパイラをリリース 2015年04月15日
マーク・ルシノビッチ曰く、Windowsのオープンソース化は間違いなく可能 2015年04月04日
MSBuildがオープンソース化される 2015年03月21日
C言語の開発者によるgoto文の使い方を対象とした実証研究の結果、「goto文は無害だと考えられる」 2015年02月15日
Microsoft、オープンソースの.NET実行エンジン「CoreCLR」を公開 2015年02月08日
Rust 1.0のアルファ版がリリースされる 2015年01月15日
オープンソースとなった.NETは仕事で使えるか 2014年12月26日
Microsoftのオープンソース受け入れは何を生み出すのか 2014年12月23日
Microsoft、「.NET Core」をオープンソース化。LinuxやMacもサポート 2014年11月13日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク