日本仕様の新型プリウスPHV 世界初ソーラー充電システムを搭載

2016年6月6日 17:18

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記事提供元:エコノミックニュース

トヨタ自動車は、6月15~17日開催の「スマートコミュニティJapan2016」にて、世界初のソーラー充電システムを搭載したプラグインハイブリッド車(PHV)である「プリウスPHV」の全面改良モデルの日本仕様を初披露する。

トヨタ自動車は、6月15~17日開催の「スマートコミュニティJapan2016」にて、世界初のソーラー充電システムを搭載したプラグインハイブリッド車(PHV)である「プリウスPHV」の全面改良モデルの日本仕様を初披露する。[写真拡大]

 トヨタ自動車<7203>は、6月15~17日開催の「スマートコミュニティJapan2016」にて、世界初のソーラー充電システムを搭載したプラグインハイブリッド車(PHV)である「プリウスPHV」の全面改良モデルの日本仕様を初披露する。

 今回の出展では、低炭素社会に向けた取り組みの一環として、今年3月に開かれた「ニューヨーク国際オートショー」で世界初公開した新型プリウスPHVの日本仕様を展示。新型プリウスPHVの発売は、日本では2016年秋を予定しているとのこと。ボディは15年末発売のハイブリッド車(HV)プリウス4代目モデルがベースだが、フロントやリアのデザインを一新し、次世代環境車に相応しい先進的なデザインとなっている。

 注目すべきは、車両のルーフに搭載されているソーラー充電システムと急速充電機能だ。これにより、電池切れの弱点を克服し、環境にも貢献できる。充電スタンドがない場所で停電した時も、太陽光さえあれば駆動用バッテリーの充電が可能となった。車内には家庭用と同じAC100Vのコンセントが2ヵ所ある。パソコンなどの家電を使用でき、アウトドアシーンでも活躍しそうだ。急速充電機能は公共の急速充電器に対応し、約20分で80%充電まで行えるという。

 また、リチウムイオン電池の総エネルギー量を拡大することで、電気自動車(EV)モードでの走行距離を従来比約2.3倍の60km以上に延長。11.6インチの大型ディスプレイナビゲーションも必見である。

 1997年に世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生したプリウス。2003年に行われた初のフルモデルチェンジでは、10・15モード燃費35.5km/Lを実現し、低燃費のクルマの代名詞として確固たる地位を築いた。そして3~4代目プリウスの時代には、ミニバンスタイルのプリウスαやプリウスPHVなどのプリウスファミリーが登場し、ハイブリッドカーが一般に広く浸透。常に新しい価値観を創造し、モデルチェンジのたびに「遂にここまできたか」と世界を驚かせてきた同車だが、さらなる進化とPHV車の普及拡大に期待したい。(編集担当:久保田雄城)

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