ベルギー警察、Facebookのボタンはユーザーの感情を監視し広告に利用していると警告

2016年5月21日 13:13

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 先日Facebookが「超いいね!」や「悲しいね」といった5種類のリアクションボタンを実装したが、これに対しベルギー警察が「プライバシーを保護したい場合はこれらを押すな」との警告を行ったそうだ(INDEPENDENTSlashdot)。

 ベルギー警察は、これらのボタンをFacebookは広告に利用していると主張している。具体的には、ボタンを押したときの人間の感情、気分が良いか悪いかといったデータを集めて、それに合わせて広告などを表示させているという。広告はユーザーが興味を持っていると思われる内容を元にして表示されるが、その表示タイミングは重要だ。そこでFacebookは、リアクションボタンからユーザー精神状態を分析しているのだという。気分のいいときに適切な広告を表示させることにより、広告効果を高めていると言うことらしい。

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