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HP、Windows 10 Mobile搭載の法人向けスマートフォンを発表
caret 曰く、 HPは現地時間2月21日、スペイン・バルセロナにて開催されているMobile World Congress 2016(MWC 2016)で、Windows 10 Mobile搭載ファブレット「Elite x3」を発表した(プレスリリース、Windows Experience Blog)。
国内ではKDDIをパートナーとして今夏以降に発売される(製品情報、プレスリリース、PC Watch、ケータイ Watch、マイナビニュース、ITmedia Mobile)。本体とオプション製品などの価格や販売経路は後日発表とのこと。
約6インチ(2560×1440ドット)の有機ELディスプレイを搭載した、OSは同社初の採用となるWindows 10 Mobile。筐体サイズは83.1×161.2×7.9mm、重さは190gで、チップセットにはQualcommのSnapdragon 820(MSM8996)を採用、RAMは4GB LPDDR4、ROMは64GB(eMMC 5.1)。microSDは最大2TBまで対応する。
対応する通信方式は2G/3G/4G LTEで、対応バンド幅はFDD-LTEが1/3/5/7/8/19/20/26/28、TDD LTEが38/39/40/41。3Gがバンド1/2/4/5/8、2Gが850/900/1,800/1,900MHz。キャリアアグリゲーションにも対応する。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acに加えてハードウェア的にはIEEE 802.11adもサポートしているという(現状Windows 10 Mobileではサポート対象外)。また、Bluetooth 4.0+LEやNFCにも対応する。対応SIMカードはnanoSIMで、スロットを2つ備えているという(片方はmicroSDカードスロットと排他仕様)。
さらにワイヤレス充電 (Qi/PMA)や急速充電(Quick Charge 3.0)にも対応するほか、高級オーディオメーカーであるBang & Olufsen製のオーディオスピーカーや全方向ノイズキャンセリング付きマイク、16メガピクセル(メイン)/8メガピクセル(サブ)のカメラ搭載、虹彩認証や指紋認証のサポート、IP67相当で米軍調達基準のMIL-STD 810Gもクリアする防水・防塵・耐衝撃性能など、ど非常に充実したスペックを備えている。
もちろんContinuum for phonesをサポートしており、デュアルスクリーンでの出力が可能とのこと。オプションで外部ディスプレイ接続用のDisplay Port×1やUSB-Aポート×2、USB-Cポート×1、有線LANポート×1を搭載する「デスクドック」や、12.5インチのディスプレイを搭載したノートPCのような形状の「ノートドック」も提供される。
PC Watchによれば「現時点で考えうるほぼ最高のスペックを取り入れた」とのことで、確かに超弩級モンスタースペックを誇る。なお、残念ながら国内では法人向け限定モデルとなり、auショップでの展示も行わないという。
それにしても、あまりにもハイスペックすぎるので、仮に個人で購入できても、高嶺の花になりそうだ……。
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