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タブレット端末8割が満足、過半数が毎日利用も買い替えには消極的
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは、タブレット端末の利用実態調査を実施し、利用頻度、満足度、購入意向について調査結果を発表した。[写真拡大]
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは、タブレット端末の利用実態調査を実施し、利用頻度、満足度、購入意向について調査結果を発表した。
それによると51%のタブレット端末所有者がタブレット端末を毎日利用し、スマートフォン非所有者に限ると63%に上昇する。8割強のユーザーが購入前の期待通りに使用できていると回答し、タブレット端末への満足度は高い。
タブレット端末の2015年個人市場における販売台数は、前年を8%上回り約480万台に達すると見込まれている。この成長をけん引しているのは携帯電話専門店で、2015年1月-11月の販売台数は前年比55%増を記録した。端末や通信費の割引キャンペーンが奏功し、新規ユーザーを獲得していると考えられている。
タブレット端末所有者に使用頻度について尋ねたところ、最も多かった回答は「毎日使用する」で、51%を占めた。また、「週2~3回程度」が17%、「週1回程度」が10%と、日常底に使用されることが多いが、一方で「ほとんど使用していない」も17%存在している。
次に、タブレット端末使用者に「価格」「軽さ」「画面サイズ」「操作のレスポンス」の満足度を尋ねた。その結果、いずれの項目でも高く満足していることがわかった。特に「画面サイズ」では90%が「満足」としており、消費者は使用用途に合わせて適切な画面サイズを選択していることがわかる。
また、「軽さ」に関しては76%が「満足」とした。これまで画面サイズの大きいモデルは「文字が読みやすい」など一定の評価を得ながらも「重さ」がネックとなるケースが多かった。しかし軽量化が進み、持ち運びやすくなったことで、この不満も解消されつつあるようだ。なお、「購入前の期待通りに使えている」とした人は83%に上った。
その一方、タブレット端末使用者の買い替え/買い増し意向は、使用頻度や満足度からすると、それほど高くないという状況も明らかになった。タブレット端末の購入意向について尋ねたところ、「1年以内に端末を買い替える、買い増す」は15%に、また、「使用端末が壊れたら購入を検討する」は27%にとどまっている。
機能や価格面の不満が少ないことを考えると、今後の市場拡大のためには、使い方の提案により機器の必需性を高めることが重要だろう。また、新規ユーザーの獲得も欠かせない。調査によると、タブレット端末の非所有者は79%いたが、そのうちの約4分の1は購入意向がある事が明らかになった。購入者の属性は購入場所によっても大きく異なり、各チャネルの販売施策が注目される。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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