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東芝と東芝機械、造形速度を10倍以上に高めた金属3Dプリンターを共同開発
東芝と東芝機械株が開発した3D金属プリンターの試作機の外観 (東芝の発表資料より)[写真拡大]
東芝と東芝機械株は25日、従来方式と比較して約10倍以上の造形速度を実現する3D金属プリンターの試作機を、共同開発したと発表した。
両社によると、今回の試作機には、レーザ照射と同時に金属粒子を噴射することで造形を進めるレーザメタルデポジション方式を採用。また、東芝の流体シミュレーション技術を活用し金属粒子の噴射領域を小さく集束させる造形ノズルを新たに開発したことで、レーザ出力800Wで1時間あたり110ccの造形速度を実現した。また、材料の必要な部分のみレーザ照射で造形するため、従来方式注より低コストで大型の造形が可能という。
材料は、ステンレス鋼、インコネル、鉄など幅広い素材に対応しており、部分的に素材を変えた部品の造形もできる。今後、造形速度と解像度の向上、3DCADソフトと連携などの改良を進め、2017年以降の実用化を目指す。
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