ロシアとヨーロッパ、共同で月面探査を実施へ

2015年10月23日 11:41

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 ヨーロッパとロシアの宇宙機関が共同で月探査を行うことを決めたそうだ(BBCexaminer.comSlashdot)。

 ロシアは以前からルナグローブ計画を企画していたが、1970年代半ばにプロジェクトはいったん中止していた。今回は冷戦時代と異なり、欧州宇宙機関(ESA)の欧州宇宙技術研究センター(ESTEC)と共同で当たることに決まった。

 行われるのはルナグローブ計画の中のルナ27 (Luna Resource-1)というミッションだという。将来の月への有人探査の下調べとして、月の南極エイトケン盆地に探査船を送り、燃料と酸素を作るための水や材料があるかを調査するというもののようだ。2020年までに実施される予定。ヨーロッパ側は月への着陸システムの提供やProSPAと呼ばれる小型研究室を提供するとしている。

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