JAXA、マイクロ波送電の実証試験を3月に計画

2015年2月25日 06:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 JAXAが宇宙で発電した電力を地上に送電するシステムの実現に向け、無線で電力を送受電する実証試験を行うという。実験は報道関係者などにも公開されるとのこと(朝日新聞)。

 宇宙空間で太陽光発電により発電を行い、その電力を地上に送電するというアイデアは以前からあるが、問題は電力をどうやって送電するのか、という点にあった。考案されているのは電力をマイクロ波に変換して送電するというもので、今回の実験では送電装置から約55メートル離れた場所に受電装置を設置。送電側から約1800ワットのマイクロ波を発射し、受電側で電気に変換する屋外試験をするという。

 マイクロ波を正確に受け取れれば、数百ワットの電気を取り出せるそうだ。

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