【今日の言葉】新指数JPX日経400好成績の背景

2015年2月13日 17:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■1年経過で馴染みと共に18%高の好パフォーマンスに魅力高まる

 13日(金)のマーケットでは、主要指数である日経平均が0.37%安、TOPIXも0.01%下げているのに対しJPX日経400は0.09%高と堅調が目を引く。

 昨年来高値との対比でみてもTOPIXは既に昨年12月8日の場中高値1254ポイントを抜き、JPX日経400も昨年12月8日の1万3208ポイントに対し23ポイントとまで接近している。一方、日経平均は12月8日の1万8030円まで117円と、両指数に比べるとやや見劣りがする。

 この背景には、特に12月上旬時点に比べると円相場の違いが大きい。12月6日には1ドル・121円80銭だったが、今年1月16日には115円60銭台まで円高となり現在も119円台と昨年12月に比べ円高で推移している。

 円安は輸出関連銘柄の多い日経平均優位、円安是正局面では内需関連のTOPIX型銘柄ということになる。さらに、その両方を兼ね備えているのが、「JPX日経400」ということになる。

 足元では円相場の方向感が定かでないこともあって両刀使いともいえるJPX日経400にスポットライトが当っていると見ることができる。

 しかも、JPX日経400は、(1)ROEが高く、(2)1株利益が伸びている、(3)営業利益が好調である、(4)時価総額が大きい、などの条件を備えている。しかも、JPX日経400に採用されている銘柄には増配も目立つことから3月期の配当取りにも最適である。

 JPX日経400は、2014年1月から発表され、現在はスタートの1万1172ポイントを約18%上回っている。新指数として発足して丸々1年を経過し馴染みが深まったのと同時に好パフォーマンスから、今年3月の配当取りを兼ねた中期狙いの買いがいっそう高まりそうである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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