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【木村隆の相場展望】海外投資家の売りは最悪期を過ぎる、今後は買い越しも
(1月26日~30日)
23日の日経平均株価の終値は1月5日の大発会の水準を上回り、今年の高値を付けた。新年相場入り以降、原油価格の低落など不安材料が株価を押さえつけていたが、そうした悪材料は一巡の様相を強め、相場はリセットされたようだ。
需給面では相変わらず海外投資家の売りが目立っている。1月第2週(13日~16日の-日本の現物株と先物合計の売買は、7585億円の売り越し(前週は1兆2134億円の売り越し)。
先物市場では3081億円の売り越しで、2週連続の売り越し。このため、裁定買い残が激減している。1月16日申し込み現在では16億2100万株と、前週比1億3400万株減少した。
しかし、第3週に入っては19日が1億9400万円の増加、20日が6470万株増加。21日は1123万株減少と、売り一辺倒の姿勢ではなくなっている。裁定買い残は昨年来の低い水準。いつ増勢に転じてもおかしくない。
現物株でも4304億円の売り越しだが、例年1月は新しいポートフォリオ作成のため買い越しになるのが通例。今後は例年同様、買い越しのパターンになると思われる。
需給面では海外投資家の売り越しも最悪期を脱出しつつあり、株価も出直りを確認する動きが期待される。(株式評論家、元日本証券新聞編集局長)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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