NASAの温室効果ガス観測衛星OCO-2、ファーストライトに成功

2014年8月15日 19:55

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 NASAが7月2日に打ち上げた観測衛星「OCO-2」が運用軌道に到達した。OCO-2は、地球の大気層における二酸化炭素(CO2)濃度とその循環を調査する軌道上炭素観測衛星。二酸化炭素の排出量を調査するだけでなく、温室効果ガスの貯水池、いわゆる炭素吸収源の位置についてもマッピングするという(UniverseTodaySPACENEWSSlashdot)。

 OCO-2は、小型の衛星を多数同一の軌道上に打ち上げ。相互に補完することで大型衛星並みの機能を持たせる「A-train(衛星コンステレーション)」の1つ。現在は観測軌道に到達し、現在は中央パプアニューギニア上空を飛行してきている。観測機器の健全性についても確認が取れ、8月6日にファーストライトのデータを送信してきたという。同衛星のミッション公式開始は8月16日に予定されている。

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