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シベリアで発見された巨大な穴、その原因はメタン?
記事提供元:スラド
bghtyu67 曰く、 7月中旬にロシアのヤマル半島で発見された巨大クレーターについて、ロシアの研究チームが「永久凍土層の融解に伴うメタンの放出が原因だろう」と述べている(Nature News)。
ロシアの考古学者Andrei Plekhanov氏によると、クレーターの底部付近のガス組成を分析した結果、メタンが9.6%を占めていたそうだ.2012・2013年のヤマル半島では例年より平均約5度も気温が高く、メタンを取り込んでいた地下の氷が解け、その結果クレーターができたと主張している。
一方、長期的な地球温暖化が原因で地下に集まっていたメタンが爆発した可能性も検討されている。ドイツの地球化学者Hans-Wolfgang Hubbertenによると、地下20mにある永久凍土層の温度はこの20年間で約2度上昇したという。
シベリアの永久凍土層ではしばしばガスハイドレートとしてメタンが取り込まれるが,通常は地下100m以深にしか形成されないという。実際のフィールドにメタンがどのように存在し、どのように放出されたかを解明するには、孔壁に含まれるガスを採取して分析する必要があるとしている.
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