米NASDAQに「デジタル爆弾」、ロシアが関与か

2014年7月23日 18:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ロシアのハッカー集団が、米NASDAQ市場のコンピューターにウイルスを仕掛けていたという話が報じられている。もしこのウイルスが作動していれば、NASDAQのシステムや米国経済が大混乱に陥っていた可能性もあるとしている(Bloomberg BusinessweekCNN.co.jpSlashdot)。

 記事によると、NASDAQのネットワークは2010年に不正侵入され、ウイルスが仕込まれたという。このウイルスはスパイ活動に使われたり、情報を流出させたりする可能性があったほか、NASDAQのシステムに障害を発生させる恐れもあったとされる。

 Bloombergはこの攻撃にロシア政府が関与していたと報じているものの、米FBIの捜査では外国政府の関与を裏付ける証拠は見つかっていないとのこと。いっぽう、米下院情報特別委員会のマイク・ロジャース委員長は、「私たちは、証券取引所に一つの国家がアクセスしていたことは分かっている。しかし、その目的やハッキング方法は明瞭になっていない」と述べている。

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