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「忘れられる権利」によってGoogle検索から削除されたサイトをまとめる「Hidden From Google」登場
あるAnonymous Coward 曰く、 ヨーロッパ連合(EU)ではインターネット上に掲載された個人情報の削除を求めることができる「忘れられる権利」が認められ、これを受けてGoogleに対し多くの削除要請が寄せられる事態になっているが、一方でGoogleの検索結果から削除されたサイトをリストアップする「Hidden From Google」なるサイトが登場したそうだ(Motherboard、Slashdot)。
米ニュージャージー州のウェブプログラマーが作ったというこのサイトはGoogleへの削除申請があったウェブサイトをアーカイブしているとのこと。リストは自動生成されるのではなく、サイト削除に関するニュース等を元にしているという。
現在Googleには5万件以上の削除申請がきているとのことでリストは完成からは程遠いが、制作者は「インターネットから失われたもの」をコンセプトにこのサイトを立ち上げたとのことで、社会的決定によって「忘れられた」ものをアーカイブすることを通じてこの件に関する議論が交わされることを歓迎しているという。制作者自身「忘れられる権利」について確固たる立場を確立しているわけではなく、サイト自体が有害だとの声が多ければ閉鎖も考えるとしている。
なお、Slashdotでは「後はこのサイトからデータを取得し検索結果に反映するプラグインさえあれば完璧」といったコメントなどが寄せられている。
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