東大、新開発の超小型衛星2機を20日に打ち上げ

2014年6月18日 21:37

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超小型衛星「ほどよし3号」(左)と「ほどよし4号」(右)

超小型衛星「ほどよし3号」(左)と「ほどよし4号」(右) [写真拡大]

  • ロケット搭載準備中の「ほどよし4号」(ヤスネ基地にて)
  • ドニエプルロケットに搭載中の「ほどよし3号」と「ほどよし4号」(ヤスネ基地にて)

 東京大学の中須賀真一教授らによる研究グループは17日、2機の超小型衛星「ほどよし3号」と「ほどよし4号」を開発し、日本時間6月20日に打ち上げられることが決定したと発表した。

 中須教授らは、リーズナブルで高い信頼度を持つ超小型衛星を開発する「ほどよしプログラム」を進め、4機の衛星を開発してきた。しかし、これまではロケットの打ち上げ延期があり、今回が初めての打ち上げとなる。

 今回打ち上げる2機の衛星は、「光学カメラによる地球を撮影」「地上のセンサーからの情報収集」などのミッションを抱え、ロシアのドニエプルロケットに搭載される。

 これらの衛星は、1機あたりの開発コストは3億円以下、開発期間は2年未満という条件下で開発された画期的な超小型衛星で、多数機の衛星による地球観測や個人での衛星利用などに向けた全く新しい宇宙開発利用を目指している。

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