一般社団法人ソーシャルゲーム協会、解散へ?

2014年4月15日 15:27

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 2012年11月にNHNJ(現LINE)、グリー、サーバーエージェント、DeNA、ドワンゴ、mixiなどが参加して発足した「ソーシャルゲーム協会」が、解散に向かっているそうだ(日経ビジネスオンライン)。

 同協会は、いわゆる「コンプガチャ問題」への対策のために結成された組織だったが、コンプガチャ問題は現在ではほぼ収束状態となっており、「基本無料型ゲーム」では一部のユーザーから多額の売り上げを上げるのではなく、「広く薄く」売り上げを集める形に変わりつつある。また、ゲームのプラットフォームもグリーやDeNAのような囲い込み型から、Google PlayやApple App Storeのようなよりオープンなプラットフォームを利用するようになっており、現在収益を多く上げているガンホーやコロプラなどはソーシャルゲーム協会に加入していない。そういった背景からLINEは脱会を決めたようだ。

 同協会はコンピュータエンターテインメント協会(CESA)や日本オンラインゲーム協会(JOGA)への合流を視野に入れて動いているという。そもそも、最近よく名前が挙がるスマートフォン向けゲームは「ソーシャル」な要素が少なくなっていく傾向がある。今後「ソーシャルゲーム」という名前が聞かれなくなる日も近いのかもしれない。

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