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東芝、フィンランドで原発の炉心内計装システムを受注
東芝は12日、グループ会社ウェスチングハウス(WEC)が、フィンランドの大手電力事業者テオリスーデン・ボイマ(TVO)から沸騰水型原子炉オルキルオト原子力発電所1・2号機(BWR)向け移動式炉心内計装システムを受注したと発表した。
同社によると、国内の原子力プラントでBWR向けの同システム納入実績を持つ東芝と、フィンランドの原子力プラントでメンテナンスの経験が豊富なWECが協力することで受注につながったという。
システムは、2016年1月から順次納入する予定で、東芝が設計・製造を担当し、WECは据付工事と全体の計画管理を担当する。
今回受注した移動式炉心内計装システムは、原子炉格納容器内の中性子分布を測定し、制御するシステムで、炉心内の移動式検出器、検出器の駆動を制御し検出信号を測定する制御装置、監視モニタなどで構成される。電力事業者は、システムで得られたデータをもとに原子炉内の中性子出力分布を算出し、稼働状況を監視する。
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