シャープ、4Kパネル搭載の次世代高級液晶テレビ「ICC PURIOS」を発売

2012年12月13日 17:36

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液晶テレビ“ICC PURIOS”<LC-60HQ10>(写真:シャープ)

液晶テレビ“ICC PURIOS”<LC-60HQ10>(写真:シャープ)[写真拡大]

  • 従来機との比較(写真:シャープ)

 シャープは13日、アイキューブド研究所が開発した光クリエーション技術「ICC(Integrated Cognitive Creation)」と、シャープの4K(3,840×2,160画素)液晶パネルを搭載した次世代液晶テレビ「ICC PURIOS」を発売すると発表した。

 同新型テレビの画面サイズは60V型で、希望小売価格は262万5,000円(税込)。発売日は2013年2月20日。シャープは「ICC PURIOS」をテレビのプレミアムモデルと位置付け、よりピュアな映像を表現するテレビとして提案する。

 「ICC PURIOS」は、アイキューブド研究所が開発した光クリエーション技術「ICC」を搭載。入力された映像信号を解析し、人の視覚が光の反射で風景や物体などを認知する仕組みを利用して遠近感のある風景や物体の立体感、質感などを映像として再構成する。これにより、実際にその光景を見ているような映像空間を創出し、圧倒的な臨場感と感動を提供する。

 また、フルHDの4倍となる約829万画素(3,840×2,160画素)を持つ4K液晶パネルを搭載。輝度を細かくコントロールするパネル制御技術を新たに採用し、精密な検査工程で生産されたシャープ最上級の液晶テレビとなる。高い映像品質が求められる放送局や編集スタジオなどで使用される業務用マスターモニター規格を超えるムラの少ない均一な輝度を実現し、映像信号に忠実な階調表現で映像を緻密に再現する。

 さらに、映画館やホームシアターエンターテイメント事業で著名なTHX社が定めるTHX 4Kディスプレイ規格の認証を世界で初めて取得。映画監督の意図する映像を忠実に再現できることが高く評価された。

 シャープは2001年に液晶テレビ「AQUOS」を発売して以来、テレビ市場をリードしてきた。今後も「AQUOS」はリビングからパーソナルまで幅広いユーザーにエンターテイメントを提供するテレビとして展開していくとともに、「ICC PURIOS」はプレミアムモデルとして本格的なホームシアター用途や最高級の映像美を求める顧客へ提案していく。

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