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米国が1950年代に進めていた月に核兵器を打ち込むプロジェクト、リーダーが当時を語る
eggy 曰く、 1950年代後半、米国が月に核爆弾を打ち込むプロジェクト「A Study of Lunar Research Flights(Project A-119)」を進めていたことは、天文学者カール・セーガン氏の伝記で1999年に明らかになっているが、プロジェクトを率いていたLeonard Reiffel氏がCNNのインタビューで当時を振り返っている(CNN.comの記事、本家/.)。
1958年当時、人工衛星打ち上げで旧ソ連に先を越された米国は国民を安心させるため、A-119を計画したとのこと。基本的な計画は、大陸間弾道ミサイルを打ち上げて核爆弾を月面で爆発させるというもの。月を軍事基地として使用し、米国が核攻撃により壊滅状態になっても月から核兵器で反撃できるようにするといったことも話題に上っていたという。しかし、Reiffel氏は月の放射能汚染を懸念しており、国民の強い反発が予想されたことなどもあってA-119は1959年に中止されている。
A-119は機密指定されていたが、プロジェクトに参加していた学生時代のセーガン氏が奨学金の申請書類に内容を記していたという。後にセーガン氏の資料を集めていた伝記作家が発見してプロジェクトの存在が明らかになり、2000年にはReiffel氏が事実を認めている(Guardian掲載記事、本家/.)。
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