第二次世界大戦中の伝書鳩から見つかった暗号文、英国政府通信本部では解読不能と結論

2012年11月24日 19:18

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記事提供元:スラド

数週間前に英国の民家の煙突で伝書鳩の死骸から第二次世界大戦中の暗号文が発見されたが、英国政府通信本部(GCHQ)の専門家は解読不能との結論に達したとのこと(GHCQのプレスリリース時事ドットコムの記事CNN.co.jpの記事本家/.)。

この暗号文には日付がなく、5文字のアルファベットによる暗号が27組並べられている。また、発信者は「Sjt W Stot」、受信者は「X02」となっているが、「Sjt」が「Sergent」の短縮形とみられる以外のことは不明だという。戦争中の暗号には暗号帳とワンタイムパッドの仕組みが使われており、使用後には破棄されるため解読は非常に困難だ。ただし、発信者と受信者が特定できれば解読の助けになる可能性もあるとして、GCHQが国民に情報提供を呼び掛けているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | 軍事 | 英国 | セキュリティ | 通信 | 暗号

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