動画を見るまで我慢できる時間は2秒

2012年11月17日 17:45

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米マサチューセッツ大学アマースト校とAkamai Technologiesが実施した調査によると、オンライン動画の再生開始までに2秒以上かかると視聴をやめるユーザーが急速に増加するそうだ(論文: PDFCNN.comの記事GIGAOMの記事CNN.co.jpの記事)。

調査はAkamaiのストリーミングネットワークで10日以上かけて実施され、10万2千本の動画について670万人のユニークユーザーによる2,300万回以上の再生を分析したもの。調査結果によると再生操作をしてから2秒以上経過すると1秒ごとに平均5.8%のユーザーが離れていき、10秒後には40%が視聴をやめてしまったという。ただし、ユーザーが我慢できる時間は動画の長さによって異なり、時間の短いニュース動画よりも時間の長いテレビ番組などの方が再生開始の遅延によってユーザーが離れる率は低かったとのこと。また、視聴をあきらめたユーザーが1週間以内に同じサイトに戻ってくる率は、正常に再生できたユーザーよりも2%低かったそうだ。

この結果は多くのユーザーがうすうす感じていたことと思われるが、実際にデータが公表されたことで、動画サービスを提供する企業が設備投資の際に参考にする可能性もあるとのことだ。

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