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モアイは歩くようにして移動していた
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 イースター島にあるモアイ像は、その多くが製作されたところから遠く離れた場所に建てられている。重量が20トン~90トンと巨大な石像は、ヤシの木の丸太をコロやソリにして運ばれたと考えられていたが、一方で「モアイは自分で歩いた」という現地の伝承もあり、その運搬方法はモアイの謎のひとつとされている。
カリフォルニア州立大学のカール・リポらは、この謎に対して、3つのチームが3方向からロープを引っ張ることで、4.35トンあるモアイのレプリカに道を「歩かせる」ことが可能なことを実証した(WIREDの記事)。1986年には別の研究チームによって、さまざまな高さのモアイを歩かせようとした実験があったが、歩行時にかかる圧力によって土台の石が大きくはがれ落ち始めたことで実験は中止された。今回は事前にコンピューターモデルで分析することで、適切な「歩き方」を導き出し、実証したとのことだ。
モアイが「歩いている」姿はYouTubeで公開されている動画で見ることができる。
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