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課金する意味が少ないゲームにはたとえ面白いゲームでもプレイヤーは金を払わないという例
あるAnonymous Coward 曰く、 スマートフォン向けゲームやブラウザゲームにおいて、基本プレイは無料、お金を払うことでなんらかのコンテンツのアンロックやゲームを効率良く進めるためのアイテムが入手できる、というパターンが最近増えている。ただ、ゲームが面白くても、課金する意味がなければプレイヤーはお金を払わないようだ。iOS向けの横スクロールアクションゲーム「Punch Quest」が、この例となっているという(iPhone GameCast、元ネタのPocketGamer)。
PocketGamerによると、無料ゲームは通常、だいたい1%のプレイヤーがお金を払ってなにかコンテンツを購入してくれるという。ところが、Punch Questの場合、有料コンテンツを購入してくれたプレイヤーは0.1%程度だったそうだ。PocketGamerによるこのゲームの評価は高く、レビューでは「金メダル」を与えている。つまり、有料コンテンツが売れない理由は「ゲームがつまらないから」というわけではなさそうである。開発者はこの理由として「ゲーム内でコンテンツを購入するためのボタンを控えめにして目立たないようにしたから」、そして「コンテンツを購入しなくても十分にゲームをプレイできてしまうから」と分析している。このゲームでは有料でゲーム内で使用する通貨を購入出来るのだが、この通貨はゲーム内で簡単に稼ぐことができ、ゲーム内通貨で購入するコンテンツも高価なものがないそうだ。
このゲームの開発者らはこれらを踏まえ、アップデートでこのような問題を解決するよう取り組んでいるという。結局、基本プレイ無料のゲームでビジネス的に成功するには、「お金を払わせる」システムが必要ということだろう。
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