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中国製プロセッサでの超高性能スーパーコンピュータ構築を目指す中国
taraiok 曰く、 中国のスーパーコンピュータと言えば、2010年11月に世界ランキング1位に輝いた「天河1号A」が有名だ。しかし、天河1号AのCPUはIntelおよびNVIDIAのプロセッサを使用している。中国は技術競争力を高めるため、次は中国製のCPUを用いたスーパーコンピュータの開発を計画しているという(ITWORLD、NationalGeographic、本家/.)。
中国政府の高度技術発展プラン「863計画」の一部として計画されている「Tianhe-2(天河二号)」は、米国のスーパーコンピューター「Titan」(演算能力は20PFLOPS)の5倍の性能(100PFLOPS)を目指すという。昨年、中国は国産マイクロプロセッサ「Shenwei 1600」を8704個使用したスーパーコンピューター「Sunway BlueLight」(1.07PFLOPS)を完成させており(GovernmentIT)、国防科学技術大学の教授であるZhang Yunquan氏は「今後とも国が国産技術に多くの投資を行い続ければ、国内のプロセッサを使用したスーパーコンピューター実現も不可能ではないだろう」とコメントしたそうだ。
天河二号の製造は2015年に開始し、2018年までに100PFLOPSの実現を目指すという。性能目標達成ができなければ国産にこだわらずに別の道を探ることになるだろうとも付け加えられている。
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