米特許商標庁、Appleのバウンススクロールに関連する特許を無効と判断

2012年10月25日 14:57

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 米特許商標庁(USPTO)は、再審査が請求されていたAppleの特許(U.S. Patent No, 7,469,381)で、20項すべての請求項を無効と判断したとのこと(FOSS Patentsの記事BBC Newsの記事Engadget日本版の記事本家/.)。

 このうち請求項19は、8月に米カリフォルニアの連邦地裁で陪審団がSamsungによる特許侵害を認めたバウンススクロール(スクロールの際、一番上もしくは下までスクロールしたときに跳ね返るような表示をすること)に関するものだ(/.J記事)。請求項19を含む複数の請求項については、既存の特許2件から容易に達成可能で進歩性がないと判断された。ちなみに、既存の特許2件のうち1件はAppleの特許だが、これまでの訴訟で触れられたことのなかったものだという。この判断は予備的なもので最終決定ではないが、Samsungはこの件をLucy Koh判事に伝えており、今後の裁判に影響するものとみられる。

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