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EU、ハイエンドビデオカードへの課税を検討
taraiok 曰く、 スエーデンのNordicHardwareによれば、EU内で運用される欧州委員会エコデザイン指令プログラム(通称「ErP指令」)に、パソコンおよびモニターの基準を示す「TREN Lot 3」が追加されるらしい。これにより、ビデオカードに課税される可能性があるそうだ(NordicHardware、PowerIntegration、本家/.)。
AMDの匿名役員の話によれば、これが実行されれば、将来の技術開発に影響がでると心配しているようだ。その話の根拠となっているのが「コンピュータおよびコンピュータサーバのエコデザイン要件(PDF)」という作業文書。これによると、GPUのフレームバッファ帯域幅(Frame buffer bandwidth。Data Rate * Data Width / 8 * 1000と定義されている)に応じてG1~G7までの分類が行われるという。
EUではこの7つの分類のうち、ハイエンドビデオカードに分類される「G7グループ(フレームバッファ帯域幅が128以上で、かつフレームバッファのデータ帯域幅は192ビット以上)」に大幅な規制を掛けたいと考えているようだ。さらにこの条件に加えビデオカードの消費電力に関する規定も加えられており、非常に厳しい内容となっている。AMD製品では、RADION HD 7700やHD 7900シリーズがこの新しい規定を満たすことができないという。このErP指令TREN Lot 3は2013年または2014年に策定され、2015年に適用されると見られている。
なお、6月に配布されたTREN Lot 3規格草案(PDF)には大まかなエネルギー規定があるだけで、上の作業文書の内容は含まれていない。
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