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データセンターをワイヤレス化する試み
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 データセンター内の配線は有線ケーブルで行われるのが一般的だ。しかし、有線による配線では配線コストがかかる上、ネットワーク障害時の原因究明や交換対応にも時間がかかるといった問題を抱えている。そこでMicrosoftおよびコーネル大学の研究チームが、データセンターにおける無線でのネットワーク接続について研究を行ったそうだ。研究チームは、条件さえ合えば完全ワイヤレスのデータセンターの構築は理にかなっているという結論を出したという(SlashDatacener、本家/.)。
考案されたワイヤレスデータセンターは上から見ると円筒状をしている。この円筒を三角形上に分割し、その部分にブレードサーバを置くラックを設置する。こうした形状になっているのは、60GHzワイヤレス帯(IEE 802.15.3cと802.11ad、WiGigなどが候補)を限られた空間で効率的に使用するためだという。見積もりでは、60GHz無線通信システムのコストが90ドル以下になった場合、無線データセンターは有線データセンターよりも低コストで運営できるようになるという。
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