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日清食品、3年間の長期保存が可能な「カップヌードル保存缶」を開発
「チキンラーメン保存缶」(左)と「カップヌードル保存缶」(右)(画像:日清食品ホールディングス)[写真拡大]
日清食品ホールディングスは29日、通常のインスタントラーメンよりも賞味期間が長く、3年間の長期保存が可能な「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」を開発したと発表した。
今回開発した2商品は、金属製の缶に「麺」、「かやく(スープ)パック」、「紙カップ」、「折りたたみフォーク」各2食分と脱酸素剤を封入している。缶内を無酸素状態にすることと吸湿を完全に抑えることで、3年間の長期保存を可能にした。なお、通常の「チキンラーメン」(袋麺)の賞味期間は6ヶ月間、「カップヌードル」(カップ麺)は5ヶ月間。
日清食品グループは、2008年よりCSR活動「百福士」プロジェクトに取り組んでおり、今回その第9弾として「チキンラーメン&カップヌードル保存缶プロジェクト ~3分でできるおいしさを3年間保ちます~」と銘打ち、防災備蓄用のインスタントラーメン「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」を新たに開発した。なお、日清食品は、今回開発した2商品を、神奈川県横浜市、東京都新宿区、大阪府池田市の3自治体に対して合計50,000食(25,000缶)寄贈する。
また、カップヌードルミュージアム(横浜市)と、インスタントラーメン発明記念館(大阪府池田市)において、合計10,000食(5,000缶)限定で、「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」を2012年9月15日からテスト販売する。価格は1缶630円(税込)で売り切れ次第終了となる。
なお、日清食品は、今後個人や自治体、企業における防災備蓄食としてのニーズをはかり、事業化の検討を進めていくという。
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