世界的なプログラミングコンテスト荒らしMitrichev、荒稼ぎしすぎてスポンサーが減る

2012年8月10日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 Googleのロシア支社で検索エンジンの開発に携わるPetr Mitrichev氏(27歳)は、国際的なプログラミングコンテストで多数の受賞歴を持つ、プログラミングの世界では伝説的な人物だ。「国際情報オリンピック」で金メダルを獲得、「Google Code Jam」や「Facebook Hacker Cup」といったコンテストでも優勝などの好成績を取り、また「TopCoder」のシングルラウンドでは前人未踏の82勝を誇る。しかし、氏が賞金を稼ぎすぎたために、プログラミングコンテストのスポンサーが減る事態となっているらしい(technology revier本家/.)。

 国際的なプログラミングコンテストは、企業がスポンサーとして賞金を出して、新しい才能を募集する場所として使われる。例えば、TopCoderでの優勝は25,000ドルの価値があるとされている。ところが、こうしたプログラミングコンテストでMitrichev氏が軒並み優勝し、賞金をさらっていってしまった。Googleに勤めている彼が優勝しても、新しい才能は募集できない。スポンサーは資金の出し損となり、コンテストのスポンサーが減っているというわけだ。

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