ソニー、手術顕微鏡用3Dビデオカメラを発売 リアルな立体映像を撮影

2012年8月9日 13:42

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3D HDビデオカメラ「MCC-3000MT」(画像:ソニー)

3D HDビデオカメラ「MCC-3000MT」(画像:ソニー)[写真拡大]

 ソニーは9日、手術用顕微鏡に装着し、顕微鏡を覗く術者と同様のリアルな立体映像を撮影できる3D HDビデオカメラ「MCC-3000MT」(1/2型フルHD 3CMOSイメージセンサー搭載)を発売すると発表した。発売日は9月17日。

 同製品は、左右セパレートタイプのコンパクトなカメラユニット2台と1台のコントロールユニットで構成されている。放送・業務用の3Dカメラで培った技術ノウハウを用い、3D撮影の際に発生する左右のカメラの色ずれやホワイトバランスなど、従来困難であった精密な調整を一台のコントロールユニットで簡単に調整できるため、医療用に最適な高精細で精度の高い奥行き情報を得ることが可能。

 なお、手術用顕微鏡とは、顕微鏡を使用して行う非常に微細な部分の外科的手術に用いられる精密機器で、主に脳神経外科や眼科、耳鼻咽喉科などで活用されている。

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