「Made in the USA」をうたう「Nexus Q」は本当に米国産?

2012年7月6日 18:45

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 Google I/Oで鳴り物入りで発表された球体Android端末「Nexus Q」はGoogleが設計からすべて社内で行った初のハードウェアであり、さらに「Made in the USA」であることもウリの一つだった。しかし、iPhoneなどの分解で知られるiFixitが早速Nexus Qをバラしてみたところ、ストレージは韓サムスン、メモリはエルピーダ、オプティカル出力端子は東芝といったように、多くの部品が日本や台湾、韓国などのアジア製であることが判明した。(本家/.)。

 といっても米国産の部分がないわけではない。CPUは米Texas Instrumentsの「OMAP4460」であり、外装部分の亜鉛ダイキャストベース部分などはアメリカ国内で製造されているという(iFixitWIREDITmedia)。

 米国内では、製造業の苦境が長い間続いており、失業率がなかなか改善しない状況が続いている。IT企業などに対して国内製造の圧力が強まっており、今回のGoogle I/Oの発表で「Made in the USA」の部分が強調されたもの、こうした状況が背景にある。しかし、本家記事では本製品を「Made in the USA」としてセールスするには誤解を招くおそれがあるだろうとしている(THE WALL STREET JOURNAL)。

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