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デジタル音楽業界の新たなボスたちは以前のボスより酷い
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、
一昔前の音楽業界は六大レーベルと呼ばれる企業に支配されていたが、いまはより強力なデジタルレーベルであるアップル、アマゾン、Facebook および Google の寄与なくミュージシャンの音楽性を追求するのはほとんど不可能であると、伝統的ロックバンドのギタリストである David Lowery が氏のブログで述べている (Trichordist の記事、本家 /. 記事より) 。
ブログ記事は SF ミュージック・テクノロジー・サミットで語ったメモをもとに書き起こされたもの。この新しい上司であるデジタルレーベルらは、ファイルのダウンロードサービス、音楽のストリーミング、オンライン音楽ストアなどさまざまなサービスを生み出したものの、古い上司と比べてミュージシャン本人にもたらしてくれる利益はわずかだ、としている。しかも、新しい上司はアーティストの曲という他人の財産を使って、海賊版などの不正利用を訴えている。現在のデジタルミュージック技術に関する議論は、RIAA (アメリカレコード協会) と海賊版の議論に終始しており、アーティスト本人や関係者の 99 % は蚊帳の外である。
新しい上司はインターネット時代を迎えるにあたり、ミュージシャンに利益をもたらすと約束したが、その約束はいまだに守られていない。新しい上司は自分たちの利益のためだけに海賊版問題を語る以前に、現在起きている問題をアーティスト本人を交えて議論をきちんとする必要があるだろう。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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