三菱ふそう、バス事業を強化 バスに特化した事業部制を導入

2012年4月2日 12:38

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 三菱ふそうトラック・バス(以下:MFTBC)は30日、2012年4月1日付けで、MFTBCおよび三菱ふそうバス製造(以下:MFBM)のバス事業に関わる機能を集約し、新たにバス事業本部を設立することを決定したと発表した。

 今回の組織改正の目的は、中期経営ビジョンである「FUSO 2015」の顧客満足度向上の目標に基づき、バス事業に関連する全ての機能(企画・開発・生産・販売など)を集約する。これによりスピーディーな意思決定を行なうとともに、業務の効率化を図り、顧客に品質の高い大・中・小型バスを提供する。なお、MFBMは引き続き生産を中心とした法人組織として継続する。

 同本部には、MFBMの人員も合計して約700人が在籍することになる。また、本部長には橋口博光氏が就任し、MFBM代表取締役会長を兼務する(MFBM会長就任は3月29日付)。

 MFTBCのアルバート・キルヒマン社長は、「バス事業本部の発足は、当社のバス事業の更なる飛躍に繋がると考えている。2010年に小型バス生産の富山への集約が完了し、生産の効率化を図ることができた。今回は、全ての機能をバス事業本部に集約することにより、お客様ニーズに合致した三菱ふそうのバスを、速やかにお届けする」と語った。

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