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JKT48も応援、インドネシア向けコミューター「Mio J」に新色
ヤマハ発動機がインドネシア市場に導入している115ccの低燃費スクーター「Mio J」に新色が追加され、3月の販売開始と同時にJKT48をプロモーション起用することが発表された。
インドネシアの二輪車市場は約800万台の規模(2011年ヤマハ調べ)で、この中でオートマチックモデルの比率は約50%を占めるという。「Mio」シリーズはその牽引役と言える代表車種。2003年にオートマチックモデルとして初代モデルを導入、以後幅広い層からの支持を受けオートマチック市場を拡大し、インドネシア国内で累計約470万台を販売している。
今回発表された新色は5色。幾何学デザインを組み合わせたグラフィックを施し、いずれもターゲット層を10代の若い世代に設定したものとなっている。また同時に、インドネシアにおけるヤマハ発動機製品のイメージキャラクターとして、ジャカルタを拠点に活動する女性アイドルグループ「JKT48」を起用することが発表された。JKT48は秋葉原を拠点に活動するAKB48の海外姉妹グループ。ポスターやCMなどのプロモーションに幅広く起用することで、そのフレッシュでさわやかなイメージに共感する若者世代に訴求していくという。
インドネシアは毎年約300万人ずつ人口が増加しており、2010年には2億3250万人と世界第4位の人口を誇る巨大市場。一方で急激な経済発展にインフラ整備が追い付かず、都心部における交通渋滞が問題となっており、より機動性に優れた二輪車の需要が益々高まっている。現在は800万台の市場規模も、数年内に900万台に上ることが確実視されている。拡大するインドネシア二輪市場の中で、タイの洪水の影響よる生産・販売減を取り戻してシェアを伸ばすことが出来るか。そして、インドネシアの若い需要を取り込めるのかに注目したい。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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