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米国で「スーパーWi-Fi」サービスが開始される
danceman 曰く、 米ノースカロライナ州ウィルミントンで「Super Wi-Fi」ネットワークというものの提供が開始されたそうだ(本家/.)。この「Super Wi-Fi」、米国では昨年から騒がれている注目のサービスらしい。
このSuper Wi-Fi、「Wi-Fi」の一言が挿入されていることからWi-Fiの一種ではないかとの誤解も招いているそうなのだが、これは米国でTV向けに割り当てていたが実際には使われていない周波数帯(ホワイトスペース)を活用するもので、IEEE802.22無線規格を利用するとのこと。
モバイルアナリストのSascha Segan氏によれば、個人、携帯向けホワイトスペース技術は、Wi-Fiと比べてより長い通信距離を実現する一方で通信速度が遅いため、広いキャンパスや大きな建物内の利用に適するのだそうだ。また、通信速度が速く接続可能エリアの狭いWi-Fiホットスポットの脅威となるというより、利用可能エリアの広い3Gや4Gネットワークサービスと競合することになるだろうとのこと。
ただ、「Super Wi-Fi」という名称については、まるで802.15 Bluetoothを「ミニWi-Fi」、または802.16 WiMAXを「メガWi-Fi」と呼ぶようなものであるという批判もあるようだ(本家/.、PC Mag記事)。
「Super Wi-Fi」は半径30〜100km程度の距離をカバーし、最大23Mbpsの通信速度を提供するものだという。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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