スペースX社、ISSへのファルコン9ロケットの打ち上げを延期

2012年1月19日 11:15

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記事提供元:sorae.jp

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 スペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)は1月17日、2月に予定されていた国際宇宙ステーション(ISS)へのファルコン9ロケット3号機の打ち上げについて、延期すると発表した。

 ドラゴン宇宙船を載せたファルコン9ロケット3号機の打ち上げは2月7日に予定されていたが、スペースX社によると、改善のため、さらなる追加作業を行う必要があるという。今回の飛行は商業軌道輸送サービス(COTS計画)2回目のデモフライトで、ISSとの接近試験(ランデブー)などを行う。なお、新しい打ち上げ日程については発表されいていない。

 ファルコン9ロケットは2段式のロケットで、初段にケロシン・液体酸素を燃料とするマーリン・エンジンを9基束ね、2段目に同じくケロシン・液体酸素を燃料とするマーリン・バキュームエンジンを搭載している。静止トランスファ軌道への打ち上げ能力は約4500kgで、日本のH-IIAロケット(H2A202型)に匹敵する。

 一方、ドラゴン宇宙船は、最大7名の宇宙飛行士を乗せる有人タイプと、2500kg以上の物資を載せる補給タイプの2種類。ファルコン9ロケットによって打ち上げられ、ISSと自動ドッキングでき、帰還はパラシュートを用いて、海面に着水する仕様となっている。

 スペースX社は昨年12月にドラゴン宇宙船を載せたファルコン9ロケット2号機を打ち上げ、民間企業が作った宇宙船として初めて大気圏再突入を成功させた。

 ■GOING SOLAR
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