米国人も有給を取りづらい

2012年1月13日 21:04

印刷

記事提供元:スラド

cheez 曰く、 たとえ正当な権利であっても、有給を取りづらいのは日本だけではないようだ(LiveScience本家/.)。

 コンサルティング企業Right Managementが米国で行った調査によると、2011年には7割の従業員が有給休暇を残したとのこと。使われなかった有給休暇は平均して11日、もしくは割り当てられた日数の7割に上ったという。背景にあるのは「貢献する気がない、もしくは怠け者と見られる」ことへのおそれだそうだ。

 同社曰く、仕事への貢献が他の全てを差し置いて重用視されているとの風潮があるという。現実的に貢献度が第一に重んじられているかどうかは別として、休暇を取ったとしても完全に仕事を離れることができない実態もまた明らかになっている。休暇中にメールをチェックし返信する従業員は66%に上り、またミーティングなどにバーチャルな手段で参加しようとする人も29%いたとのこと。

 ただし従業員が休みを取らない、もしくは取りづらい状況はかえってずる休みや離職、健康や安全管理上の問題などを生むおそれがあるとのことである。

 スラッシュドットのコメントを読む | ビジネス | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
在宅勤務者の労働時間、5人に1人は1時間以下 2011年09月23日
ユニークな休暇 2010年05月11日
時間外労働、どこまでが許容範囲 ? 2009年08月14日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事