ソユーズロケット、次世代通信衛星6基を打ち上げ

2012年1月4日 15:00

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: Roscosmos

Image credit: Roscosmos[写真拡大]

 ロシア連邦宇宙局はモスクワ時間12月28日21時9分(日本時間12月29日2時9分)、グローバルスター(Globalstar)社の次世代通信衛星6基を載せたソユーズロケット(ソユーズ2-1a)を、バイコヌール宇宙基地から打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約1時間40分後に、衛星をそれぞれ所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 12月23日には上段エンジン「RD-0124」で構成されるソユーズ2-1bの打ち上げ失敗があったが、今回のソユーズ2-1aには上段エンジン「RD-0110」が使用されていたため、打ち上げに踏み切ったとみられる。

 グローバルスターは同社が運営している衛星デジタル通信システムで、低軌道に40機の通信衛星を配置し、世界のほぼ全域をカバーできる衛星携帯電話や衛星通信サービスなどを提供している。

 今回打ち上げられた次世代通信衛星はタレス・アレニア・スペース社(Thales Alenia Space)が開発・製造したもので、1基あたり重さ約700kg、耐用年数は15年。

 ■Космические аппараты ≪Глобалстар-2≫ выведены на заданную орбиту
http://www.roscosmos.ru/main.php?id=2&nid=18523

 【関連記事】
ソユーズロケット、軍事通信衛星打ち上げ失敗
ソユーズTMA-03M、打ち上げ成功
ギアナからソユーズロケット、衛星6基を打ち上げ
ソユーズロケット、測位衛星「グロナスM」を打ち上げ
ソユーズTMA-22、打ち上げ成功

関連記事