ブロガーはジャーナリストではない?

2011年12月14日 11:00

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記事提供元:スラド

 danceman 曰く、

 ブロガーはジャーナリストではないため、ジャーナリスト保護法に保護されないとした裁判判決が話題となっている (InfoWorld の記事本家 /. 記事より) 。

 ブロガーの Crystal Cox 氏は Obsidian 金融グループが投資詐欺を行っているとし、その手口をブログ上にアップしたのだが、その際に同グループ及びその創設者 Kevin Padrick 氏を「暴漢、盗人、嘘つき」と誹謗中傷していた。これに対して Obsidian グループは Cox 氏を文書誹毀で訴え裁判を起こした。Cox 氏はジャーナリストを保護するオレゴン州法のシールド法 (取材源秘匿法) 及び Anti-SLAPP 法で保護されていると主張した。だが裁判官は「被告はジャーナリストとしての地位を証明するための材料を何一つ提示できなかった」とし、Cox 氏はジャーナリストではないとの結論により氏の主張を退けたとのこと。

 ジャーナリストであるか否かを決めるのは以下の性質であるとのことで、これらを満たすことができなければ「メディア」としては認められないのだそうだ。

 ジャーナリズム分野における教育を受けたか。 
 公的に認められた報道機関との関係を裏付ける文書または証拠があるか。 
 編集や事実確認、利権衝突の開示といったジャーナリズムの規範に従っていたという証拠があるか。 
 会話及びインタビュー中にメモをとっていたか。 
 被告と情報源との間に、機密保持の相互理解または合意があったか。 
 他の人の文章や掲載物を集めただけのものではなく、独立して作られた作品であるか。 
 両サイドの話を入手するために「反対側」にも接触したか。 また一方で「誰が報道機関に属しているか、すなわち誰が修正 1 条の保護を受けるかを定義するのが政府なのだとすれば、報道の自由の役割は何なのか?」といった疑問が浮上することとなり、本家 /. では憲法にまで議論が及んでいる。

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