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中国、「神舟8号」と「天宮1号」の最初のドッキングは11月3日
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中国国家航天局(CNSA)は11月12日、無人宇宙船「神舟8号」と「天宮1号」の最初のドッキングについて、北京時間11月3日早朝に行うと発表した。
発表によると、11月1日に打ち上げられた「神舟8号」は順調に飛行しており、現在ドッキングに向けての軌道修正が行われているという。ドッキング時刻は北京時間11月3日早朝で、陝西省と甘粛省の上空で遠隔操作によって行われる予定。
また、CNSAによると、「神舟8号」と「天宮1号」のドッキングは2回予定されており、11月14日に2回目のドッキングを行い、11月16日にドッキングを解除し、11月17日に地上に帰還する予定だという。
さらに、「神舟8号」に搭載されている物資について、中国宇宙飛行士訓練センターの陳斌(Chen-bin)氏は「今回は無人での飛行ですが、宇宙飛行士が緊急時に使用する食品などが搭載されており、圧力などに耐えられるかどうかの試験が行われます」と述べている。
「天宮1号」は中国初のドッキング目標機で、重さ約8.5トン。9月29日に打ち上げられ、現在軌道上で安定に飛行している。中国は今後2年間かけて「神舟8号」、「神舟9号」、「神舟10号」を打ち上げ、「天宮1号」とのドッキング試験を行う予定。
中国は現在、独自の宇宙ステーション計画を進めており、2015年までに「天宮2号」と「天宮3号」を打ち上げ、最終的に2020年までに中国初の宇宙ステーション「天宮」を完成させる計画となっている。
■神八天宮明日凌晨陝甘上空交会対接
http://news.xinhuanet.com/mil/2011-11/02/c_111140043.htm
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