Very Large Array、新名称募集中

2011年10月18日 07:00

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記事提供元:スラド

T.Sawamoto 曰く、  本家/.より。

 米ニューメキシコ州にあるVery Large Array(超大型干渉電波望遠鏡群、以下VLA)が、大規模アップグレード完了に臨み新たな名称を募集しています(BBCの記事)。

 1970年代から稼動が開始されたVLAは、これまでも遠方銀河や超新星、ブラックホールの観測等々で成果を上げ、天文学の発展に寄与してきた施設です。また、だだっ広い平原に林立する巨大パラボラという壮観な姿から、『2010年』、『コンタクト』、『インデペンデンス・デイ』といったSF映画の撮影舞台としても使われてきたという経緯があります。

 2001年から始まった、古い電子機器のアップグレードがまもなく完了することで、VLAの能力は大幅に強化されることになります。米国立電波天文台はこれに伴い、あまりに「そのまんま」だった旧名称に代わる新名称を募集することにしたようです(名称は将来の天文学におけるVLAの役割を反映したものとし、「自由形式の名前」または「Very Large Arrayの接頭辞」、もしくはその両方の形。締め切りは12/1)。本家では早速、

 The Array 
 The Very Very Large Array 
 VLA 2.0 
 FVLA(元VLA) といった独創的な名称が提案されています。特に応募資格制限はなさそうなので、日本からの応募も受け付けてもらえるかもしれません。

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