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中国、宇宙ステーション「天宮1号」の打ち上げは9月29日
Image credit: 中国載人航天工程网[写真拡大]
酒泉衛星発射センターの崔吉俊(Cui Ji-jun)センター長は9月26日、中国宇宙ステーション実験第1号機「天宮1号」を載せた長征2号Fロケットの打ち上げについて、北京時間9月29日21時16分(日本時間22時16分)に行う予定だと答えた。中国の各メディアが伝えている。
取材に対し、崔センター長は「9月27日と28日は風が強く、(天宮1号の)打ち上げに適しないため、現在29日から30日で調整しています。ロケットの燃料注入作業はまだ実施していませんが、準備は順調に進められています」と答えた。
「天宮1号」は中国初のドッキング目標機で、重さ約8.5トン。実験装置室と物資保管室から構成され、ドッキングポートを1つ装備している。中国は「天宮1号」を打ち上げた後、2年間かけて有人宇宙船「神舟8号」、「神舟9号」、「神舟10号」を打ち上げ、ドッキング試験を行う。「神舟8号」は無人でドッキングを行うが、「神舟9号」と「神舟10号」は有人でドッキングを行う予定。
中国は現在、独自の宇宙ステーション計画を進めており、「天宮1号」を打ち上げた後、2015年までに「天宮2号」と「天宮3号」を打ち上げ、最終的に2020年までに中国初の宇宙ステーション「天宮」を完成させる計画となっている。
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