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米連邦取引委員会「スマートフォンはニキビ治療はできない」との判断下す
cheez 曰く、 スマートフォンはアプリをインストールすることで、さまざまな機能を追加できるが、さすがに「ニキビ治療」は出来ないと米国連邦取引委員会(FTC)から物言いがついたそうだ(ITworldの記事、本家/.)。
該当のアプリはiOS向けの「AcneApp」と、Android向けの「Acne Pwner」の2本。どちらも色付きの光を患部に毎日数分間当てることで、ニキビを治療するというものだ。1.99ドルのAcneAppは11,600ダウンロード、0.99ドルのAcne Pwnerは3,300ダウンロードを達成している。特にAcneAppは「皮膚科医が開発した」ということで、大手マスコミでも数多く紹介されていた。ただし、効果について疑問を呈する記事も多く、ユーザーの評価も半々といったところだったようだ。光の照射によりアクネ菌を殺菌・抑制する治療法は実際に行われているものの、スマートフォンの光量では効果は期待できないとみる専門家も少なくない(The New York Timesの記事、Mail Onlineの記事、ABC Newsの記事)。
FTCの申し立てでは、科学的に効果が証明されない限り治療に効果があるとの表示をしないことを要求しており、両者ともこれに従ったとのこと。現在、AcneAppはiTunes Storeから、Acne PwnerはAndroid Marketからそれぞれ削除されている。また、AcneAppの開発者は14,294ドル、Acne Pwnerの開発者は1,700ドルの和解金を支払う必要があるとのことだ。
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