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宇宙ゴミ問題が深刻化、衝突の可能性が高まる極めて危険な状況に
danceman 曰く、 近年増え続ける宇宙ゴミの問題が深刻化しており、宇宙飛行士および宇宙船が危険に晒されているという。真剣に問題に取り組むべき「転換期」に差し掛かったとのこと(Reuters、本家/.記事)。
米国学術研究会議(NRC)によれば、米宇宙監視ネットワーク(SSN)が追跡した宇宙ゴミは、2006年12月には9,949個であったが、今年7月には16,094個に増加しており、このうちの20%は中国が2007年に破壊した気象観測衛星FENGYUN 1-Cから派生したものであるとのこと。また現段階で、地球軌道を周回するこういったゴミの量は衝突を避けられない程のレベルに達しており、衝突が起きれば更なる宇宙ゴミが発生することになるという。宇宙飛行士及び宇宙船が衝突に巻き込まれる可能性が高まっており、「宇宙環境がますます危険な状況になっている」と調査を率いたDonald Kessler氏が報告している。
NRCはNASAに対して、米国務省と協力して宇宙からゴミを取り除くための法的枠組みを構築するなど、宇宙ゴミ問題の軽減及び改善に関する提案を行った。だが国際法上、他国の宇宙物質を回収することが禁じられているため、国際社会を巻き込んで宇宙環境問題を解決していく必要があると思われる。
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