日本の宇宙開発、準天頂衛星による測位システムを重要視。有人宇宙開発は縮小へ

2011年8月9日 14:12

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 宇宙開発戦略本部の専門調査会は8日、準天頂衛星、いわゆる「日本版GPS」を宇宙分野の最重要課題と位置づける提言をまとめた(NHK読売新聞毎日新聞)。

 提言では厳しい財政事情と東日本大震災を踏まえ、年間3000億円を超える日本の宇宙開発予算について重点化が必要だとして、10の分野に分けて予算の優先度が示されているという。最重点とされたのは準天頂衛星で、詳細な位置情報を提供することで、新たなサービスの創出や災害時の安否確認などに利用できるとしている。また、「はやぶさ」のような科学衛星についても一定の予算を確保すべきだとしている。一方で、「きぼう」の利用をはじめとする有人宇宙活動については、「産業競争力の強化につながる成果は不明だ」などと指摘し、毎年400億円計上している予算の圧縮を図るべきだとしているという。

 先日HTV-Rの報道があったばかりだが、今後これらの分野はどうなっていくのだろうか?

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