ファミマ、「忖度御膳」を12月1日発売! 具材は今年を締めくくる内容に?

2017年11月21日 06:45

印刷

「忖度弁当」(画像: ファミリーマートの発表資料より)

「忖度弁当」(画像: ファミリーマートの発表資料より)[写真拡大]

  • 「忖度弁当」のお品書き

 ファミリーマートは20日、今年の新語・流行語大賞にノミネートされた「忖度(そんたく)」をイメージした和風お弁当「忖度御膳」を、12月1日より全国のファミリーマート他にて数量限定で販売すると発表した。

 弁当の具材は“忖度”に関連付けた内容となっており、現在のファミリーマートのお弁当ラインナップ上では最高額となる高級弁当だ。

■「けものフレンズ」と競い商品化された「忖度」
 今回発売されることとなった「忖度御膳」だが、その発端はファミリーマート公式Twitterにあった。11月9日に「2017年流行語大賞 ノミネート30」が発表されたのを受け、翌10日ファミリーマートは、ノミネートの中から「けものフレンズ」と「忖度」のどちらかを商品化することとし、その決定を、公式Twitterにて一般ユーザーの意見に委ねたのだ。

 「けものフレンズ」有利とみられていたものの、結果は「けものフレンズ」が28,528票、「忖度」が61,239票と2倍以上の差をつけ圧勝してしまったのだ。

 公式も「正直想定外だった」と語ったが、この投票結果を受けファミリーマートは「忖度」に因んだ商品化を発表。投票結果発表の1週間後となる20日にはその全容を明らかにした。

■駄ジャレ食材に込められた「忖度」メッセージ
 ファミリーマートでは2017年6月より、新カーケティング戦略として企画性に飛んだ商品・販売企画に取り組んできたが、今回発売が決まった「忖度御膳」もその一貫となるようだ。

 前述したようこの「忖度御膳」は、現段階ファミリーマートのお弁当では最高額の739円(税抜き)となる。販売は12月1日から全国のファミリーマート、サークルK、サンクスの約18,000店(沖縄県を除く)にて数量限定で行われる。11月21日からは店頭での予約が開始されるという。

 また今回商品化に至った「忖度」だが、元々は“他人の気持ちをおしはかること”との意味を持つ。ところが、今年はこの単語が国会の場で用いられたことで、その意味合いより“語感”として多くの人々の印象へと残ってしまった。

 これを受けてか「忖度御膳」の中身は《案件》に因んだ《あんかけ》の他に、《腹黒く=のどぐろ》や《ゴマすり=胡麻和え》など、“駄ジャレ”が具材と共にギッチリ“込められて”もいるようだ。(記事:高塔・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事