関連記事
今日の為替市場ポイント:米税制改革案への期待でドル買い継続も
記事提供元:フィスコ
*08:46JST 今日の為替市場ポイント:米税制改革案への期待でドル買い継続も
27日のドル・円相場は、東京市場では112円22銭から112円83銭で推移。欧米市場でドル・円は113円26銭まで一段高となり、112円80銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は、米税制改革新案発表や年内の米追加利上げ観測を背景にドル買い・円売り基調が継続し、主に112円台後半で推移か。
米トランプ政権と与党・共和党が27日(米東部時間)発表した税制改革の新案には、連邦法人税を20%と現行の35%からの引き下げや個人所得税の簡素化および最高税率を39.6%から35%へ引き下げ、企業が国外で得た利益に課税しないなどの内容が明らかとなった。市場では景気刺激への期待感からドル買い・円売りが一段と加速している。
また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が緩やかな利上げを継続するとの見方を示したことから、年内追加利上げ観測が強まっている。さらに、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大が意識されたこともドル買いを促している。
ただ、ニューヨーク市場でドルが急伸し、2ヶ月半ぶりに113円台を上回る水準となったことから、東京市場では利益確定の動きが強まる可能性がある。米朝間の緊迫化への懸念は後退していないことから、新たなドル買い材料が提供されない場合、アジア市場でドルが前日高値113円26銭を上回ることは難しいとみられる。《WA》
スポンサードリンク