ティアック、無線イヤホン対応アナログターンテーブル デジタル録音機能も

2017年9月7日 06:13

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アナログターンテーブル「TN-400BT」(写真:ティアック発表資料より)

アナログターンテーブル「TN-400BT」(写真:ティアック発表資料より)[写真拡大]

 ティアックは6日、アナログターンテーブル「TN-400BT」を23日に発売すると発表した。Bluetoothトランスミッター搭載により、ワイヤレスヘッドホンやスピーカーで聴くことができる。さらに、レコードの楽曲をCDクオリティでパソコンに取り込める。オープン価格。

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■ワイヤレス接続に対応 デジタル録音も可能
 「TN-400BT」のBluetoothトランスミッターは、Qualcomm aptX方式やAAC方式・SBC方式コーデックに対応。そのため、ワイヤレスヘッドホンやスピーカーでの音楽鑑賞を行える。また、MM型フォノイコライザーアンプも内蔵。ラジカセなどに接続すれば、より深みのある音楽を楽しめる。

 デジタル録音機能も搭載。レコード音声を、リアパネルのUSB出力端子からパソコンに出力。レコード盤しか存在していない楽曲も、スマートフォンやカーステレオなどで再生可能だ。無料で音楽編集できる「TEAC Hi-Res Editor(Windows/Macintosh)」も同梱。

■安定性のある回転を実現 オーディオテクニカ製カートリッジ付属
 「TN-400BT」は、どんな回転数にも対応している。78rpmにも対応することで、SP盤も再生可能だ。ステンレススチールから削り出したスピンドル部が、回転摩擦を軽減。あらゆる回転数を正確に維持してくれる。

 付属カートリッジは、audio-technica製VM(MM)型「AT95E」。コイルには、高純度無酸素銅(PCOCC素材)を採用。読み取り精度が高いアナログターンテーブルとなっている。

■強固なボディとエレガントなデザイン
 トラッキングエラーを防ぐために、アンチスケーティング調整つまみを搭載。マニュアル式のトーンアーム・リフターは動作が穏やかなので、希少なレコード盤を傷めない。端子は金メッキやGNDを採用しているため、購入時の状態を長く保てる。

 キャビネットは、天然木目のウォルナット突板をオイルで仕上げたもの。操作ノブ類は、アルミを削り出すことでエレガントな印象を与える。ディテールにもこだわった外観が、レコード鑑賞の時間をより特別なものにさせてくれるだろう。(記事:さくらい・記事一覧を見る

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